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こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。

間取りや動線を考えるとき、どこを重視すればいいかわからない、どこから考え始めればいいのかわからないという方は少なくないと思います。そんなときは、毎朝の生活を振り返ってみるのもおすすめ。朝の生活動線をスムーズにすることは、住み心地のよい家をつくる一つの方法です。

■家事動線と生活動線の違い

動線には「家事動線」と「生活動線」という2種類のキーワードがあります。家事動線は、料理や洗濯などの家事を行うための動線。その一方で、生活動線は、そこで暮らす人が家の中を移動する際の通路のことを指し、家事動線はこの生活動線の一部に含まれます。

生活動線は、寝室から洗面、リビングからトイレ、キッチンから玄関など多岐にわたり、当然ながらご家族の人数が多いほどその種類も増えます。この生活動線に配慮することで、無駄な動きがなくなり、普段の生活がスムーズになります。ちょっとしたストレスは毎日の積み重ねによって大きな不満につながってしまう可能性もあり、プランの際は生活動線を意識するのが大切です。

■朝の生活動線

朝の生活動線を意識するとよいのは、毎日同じルーティンになることが多いため。起床してから仕事や学校に行くまで、ご家族それぞれのパターンがありますよね。ポイントとなるのは、「洗面」「着替え」「玄関」です。

洗面

洗面室や洗面台のスペースは限られているため、同じタイミングで複数の人が使おうとすると混雑してストレスを感じてしまいます。歯みがきや洗面はもちろん、化粧をしたり、髪の毛をセットしたり、洗面台の前にいる時間は意外と長いため、「複数の人で使える」「分散させる」というのが解決方法。複数の人が使えるようにするには、ワイドタイプの洗面台がおすすめ。鏡やカウンターを広くすれば、横に並んで使えるためストレスを感じにくいでしょう。

分散させるためには、階段ホールや玄関ホールなど、別の場所に洗面台を設ける方法があります。実例として、3人の娘さんがいらっしゃるお施主様は、1階だけでなく2階にも広めの洗面台を置きました。

着替え

着替えについては、衣類を収納するクローゼットの場所がポイント。寝室の横にクローゼットがあれば起きてすぐに、洗面の横にクローゼットがあれば顔を洗ってすぐに、着替えることが可能。リビングとクローゼットが隣接していれば、冬の寒い朝でも準備がスムーズになるでしょう。このように、ご家族みんなでどの位置にクローゼットを設けるのが良いのか、よく相談することが大切です。

玄関

外出の直前に通る玄関。特に小さなお子さんがいるご家庭では、身支度のためにバタバタとすることも多いのではないでしょうか。玄関ホールに適度な収納スペースを設けることで、上着や小物を整理整頓しやすくなり、毎朝の準備はスムーズに。玄関スペースを広くしたり、シューズクロークから行き来できる2way玄関にしたり、外出のタイミングが重なってもスムーズな動線を確保しておくのもおすすめです。

もちろん生活動線は朝だけのものではありません。ただ、日々あわただしい朝だからこそ、間取りや動線のちょっとした工夫によって、マイホームの満足度が高まるものです。

実際に、とあるお施主様は、「朝のルーティンを思い出し、寝室とLDKを隣接させる間取りを採用しました。そのおかげで、快適に過ごすことができています!」と入居後のインタビューで答えてくださいました。

朝の動線を意識した間取り、家づくりのご検討中の方はぜひ、参考にしてみてください!