ケー・エイチ・ケーのスタッフ紹介を紹介します!工藤岳斗(注文住宅事業部・営業)・後編「知立の誇りは○○!」
地震に強い間取り。構造とプランの関係
こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。
家づくりの条件や住宅会社選びのポイントとして、安全・安心な建物が実現するかという点を重視する方も多いと思います。
地震に強い家を建てるには、構造躯体や使用する木材、補強金物などの影響が大きいことは今までのブログでもご紹介してきました。一方、家づくりの際は構造や耐震のことだけでなく、間取り(プラン)ももちろん大切です。
今回は耐震性と間取りの関係についてお伝えします。
■耐力壁とは?
木造軸組工法(在来工法)の家は、柱と梁による骨組みで建物を構成します。自由度の高い間取りを実現できる工法ですが、無理のある設計では耐震性を確保できず、地震の際にダメージを受けたり、倒壊してしまったりするリスクもあります。
「無理のある設計」というのは、一定以上の大きさの壁が少なすぎる、窓等の開口部が大きすぎる、窓と壁のバランスが悪いなどのこと。今回は、その中でも建物の丈夫さに大きくかかわる壁について解説します。
壁には耐力壁と非耐力壁の2種類があります。耐力壁とは、垂直方向・水平方向に加わる力から建物を支える壁のことで、柱と柱の間に斜めに取り付ける補強部材の「筋交い」や耐力面材を用いた箇所を指します。耐力壁は、倒壊しないよう建物を守る役割があるため、建築基準法でも構造が詳細に定められています。耐力壁が構造上の主要な部分である一方、非耐力壁は構造に影響がなく、雑壁とも呼ばれています。家の中には、耐力壁と非耐力壁が混在しているのです。
■耐力壁と間取り
建物の耐震性を高めるためには、耐力壁をバランスよく配置することも重要です。1・2階の耐力壁の位置が揃っていたり、建物の四方にバランスよく配置されたりしているのが理想。自由度の高い在来工法ですが、より優れた耐震性を求める場合は、耐力壁の配置を優先して間取りに制約が生まれる可能性もあります。逆に言うと、正方形に近い形状、シンプルな間取りにすることで、地震に強い家は実現しやすくなります。
また、大空間のリビングや大きな窓を設けた場合などは、他の場所に耐力壁を増やしてカバーする必要があります。LDKのどこかに耐力壁の追加が必要な場合もあり、その際は、動線への影響を踏まえるほか、水まわりと居住スペースの仕切り、壁面収納、家具や家電の配置(例:ソファの後ろは壁があった方が良い)などのポイントで壁の位置を検討します。
■筋交いを化粧に!?
壁が増えるというのはどうしてもマイナスに捉えがちですが、耐力壁の機能をそのままに、インテリア性を高める方法もあります。その一つが筋交いをそのままの状態で見せる方法。よりナチュラルな木の見た目、雰囲気をインテリアに取り入れたい場合、柱や梁だけでなく筋交いを見せる方法もあります。
ケー・エイチ・ケーでは家づくりの際、設計図を見ながら耐力壁の位置と間取りへの影響についてもご説明・アドバイスします。地震強く安全・安心な家をお求めの方はぜひ、ケー・エイチ・ケーまでお問い合わせください。