朝の生活動線が間取りのヒントに!?
LDKの一角に段差がある空間。小上がりスペースのメリット・デメリットは?
こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。
フローリングの洋室に対して、畳の和室は寝そべってくつろいだり、和の風情を楽しんだりできるのが魅力です。
コンパクトな間取りが増え、和室のない家も多くなりましたが、LDKの一角に設ける畳スペースは人気。今回はその中でも、小上がりスペースについてご紹介します。
■自宅に和の空間がある魅力
自然素材の畳を使った空間は、ご自宅の中でも特に落ち着いた雰囲気を味わえるのが魅力。イスやベッドを使わずに直接座ったり、寝転んだりできるため、リラックス効果が期待できます。い草の香りは、癒し効果もありますね。
畳の他の特長として、調湿性の高さが挙げられます。湿気を吸収したり、必要に応じて放出したり、湿度を調節する機能があるのも畳があるメリットです。
■小上がりスペースのメリット
LDKの一角に設ける畳スペースでも、こうした和の空間の魅力は感じられます。その中でも、一段高くなった小上がりはさまざまなメリットがあります。
段差に腰掛けられる
気軽に腰掛ける場所として小上がりの段差は便利です。ベンチのように腰掛けやすいため、一般的な和室のように座ったり立ったりする際の負担が少なくなります。リビングやキッチンにいる家族とのコミュニケ―ションも取りやすそうですね。
収納スペースに使える
段差を活かして床下の収納スペースにすることも可能です。布団や季節モノをしまえるのはもちろん、リビング収納として本やおもちゃなどをしまう場所とすれば、お部屋の整理整頓がしやすくなります。
空間のアクセントにも
一段高い小上がりはLDKに立体感を与え、インテリアのアクセントになります。クロスや畳の色など、リビングのデザインと調和を図ることで、より洗練された和の雰囲気を味わえるでしょう。
■小上がりにするデメリットは?
段差のある小上がりにはデメリットもあります。
落下・転倒のリスク
小さなお子さんや高齢の方にとっては、落下や転倒のリスクがあります。畳スペースはお子さんの遊び場やお昼寝場所として最適ですが、落下によるケガを防ぐため、クッションやベビーサークルを用いたり、段差を低くしたりするなどの工夫は必要。バリアフリーの暮らしを求める場合も、小上がりの段差はデメリットとなる可能性があります。
お部屋を狭く感じる場合も
LDKに立体感をもたらす一方、空間が分かれることで部屋を狭く感じてしまう場合があります。段差や天井の高さ、家具の配置を考慮するなど、インテリア全体で圧迫感を抱かせないよう意識することが大切です。
家づくりの際は畳の空間の有無、独立した和室かオープンな畳スペースか検討した上で、小上がりにするメリット・デメリットも踏まえて検討するようにしましょう。小上がりスペースについて詳しくお知りになりたい方は、ケー・エイチ・ケーまでお気軽にご相談ください!