家づくりQ&A:住み始めた後のメンテナンスが必要な場所はどこ?
家づくりQ&A:住み始めた後のメンテナンスが必要な場所はどこ?
こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。
注文住宅をご検討中の方から質問をいただくことが多い点について、家づくりのプロ、ケー・エイチ・ケーのスタッフがお答えします!
今回は家のメンテナンスについて。住み始めた後にメンテナンスが必要となる場所をお伝えします。

■外壁のメンテナンスって必要ですか?
マイホームは建てたら終わりではなく、長く快適に暮らすためには、適切なメンテナンスが欠かせません。特に必要なのが外装部分。ダメージを受けやすい箇所だからこそ、年数が経つにつれて建物への影響も大きく、適切な時期の対応が家全体を守るポイントになります。
外壁材には窯業系サイディングやガルバリウム、タイル、パワーボードなどさまざまな種類があります。
この中でも窯業系サイディングは10年を超える頃から色褪せや汚れ、コーキング(目地材)の劣化が見られ、15年を過ぎるとめくれや反り、コーキングの欠損といった症状が現れることも。放置すると外壁の隙間から水が入り込み、内部の腐食や雨漏りの原因になるリスクが高まるため、10~15年ごとに再塗装する必要があります。
窯業系サイディングのメンテナンス費用は、35坪の家で150万円程度が目安。パワーボードも再塗装が必要ですが、コーキングは不要なケースが多く、比較的費用を抑えられる傾向にあります。


一方、ガルバリウムやタイルはメンテナンスフリーというのが大きな特長です。窯業系サイディングに比べると初期コストは上がるのが一般的ですが、メンテナンスが不要なことを考えると、コスト面の優位性もあります。
なお、家づくりの段階から庇(ひさし)を深く設計するなど、雨風や日差しから外壁を守る工夫をしておくと、将来のメンテナンス負担を軽減できるケースもあります。反対に、総二階で庇がない家などは、どうしても劣化が進みやすい傾向があるため注意が必要です。


■外壁以外の場所は?
外壁以外にメンテナンスが必要な場所として代表的なのが屋根です。屋根材も劣化すると雨漏りのリスクが高まるため、適切に対応しましょう。屋根材にもさまざまな種類がありますが、中でもカラーベスト(スレート屋根材)は、10~15年で色褪せが進んで防水性が低下するため、再塗装が必要になります。
近年増えてきたガルバリウムの屋根材は、外壁と同様に耐久性が高く、カラーベストより耐用年数は長くなっています。
瓦屋根は塗装が不要なためメンテナンスフリー。タイルと同様、初期コストがかかってもトータルではお得な可能性があります。
このほか、バルコニーのある家は防水を維持するためのメンテナンスが必要です。バルコニーの防水の劣化は気づきにくいものですが、水が家の中に入り込んでしまうと、補修に大きな費用がかかるため、きちんとメンテナンスしておきましょう。
ケー・エイチ・ケーでは、バルコニーに10年保証を付けていますが、年数とともに劣化していくのは避けられません、一般的には、足場を組む外壁塗装のタイミングに合わせて、バルコニーの防水塗装も行うケースが多く、費用はプラス10万円前後が目安です。
ケー・エイチ・ケーは定期点検やメンテナンスを通じて、お引き渡し後もずっとお客様の暮らしに寄り添っていきます。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。