玄関にスロープを設けるメリットとは?後悔しないための設計ポイント
玄関にスロープを設けるメリットとは?後悔しないための設計ポイント
こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。
家づくりの打ち合わせで、玄関にスロープを設けたいというご相談をいただくことがあります。スロープ=バリアフリーというイメージがあるかもしれませんが、実際にはさまざまな世代の暮らしをサポートする工夫の一つ。今回は、玄関にスロープを設けるメリットと、設計時に意識しておきたいポイントをご紹介します。

■玄関まわりの移動が楽に
スロープと言うと車椅子のための設備というイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、段差をなくし、ゆるやかなスロープを設けるだけで、世代を問わず日々の暮らしは楽になります。スロープ設置のメリットは、ベビーカーを押しているときや荷物の多い買い物帰り、自転車の出し入れなど、ちょっとした段差が不便に感じる場面。スロープがあることで、さまざまな動きがスムーズになり、負担を減らすことが可能です。
もちろん、将来の安心につながるのも大きなメリットです。今は問題なくても年齢を重ねるにつれて段差が負担になるため、あらかじめスロープを設けておくことで、高齢になったときや足腰に不安が出てきたときにも無理なく暮らし続けることができます。スロープは、長く快適に住むための備えとして取り入れるのもおすすめです。
■長さや勾配は外構計画と合わせて
スロープを設ける際に重要なのは勾配と長さです。角度がきつすぎると使いにくく、ゆるやかにすると長さが必要になります。バリアフリー住宅としての目安はありますが、大切なのは敷地の広さや使う人に合わせて調整すること。
図面の段階では実際の長さや角度をイメージしづらいため、建物が完成してから具体的に設計する方が使いやすくなります。そのため玄関スロープは建物本体ではなく外構工事として施工するのがおすすめ。ある程度、スロープの設置を見越した設計にしつつ、敷地の状況を見ながら勾配や長さ、位置を調整することで、使いやすいスロープに仕上げることができます。
■暮らしに合わせたスロープの実例
自転車を玄関の中に置くこちらのお客様邸。自転車の出し入れがしやすいよう、スロープを設けました。敷地内で同居されている高齢のお母様が行き来する機会もあるとのことで、その際の負担も減らせるよう、無理のない勾配にしました。

スロープは後から設置することも可能ですが、スペースや高低差の関係で希望通りに設計できないこともあります。使いやすいスロープを設けるためには、新築時から将来を見据えて計画しておくことが重要。ケー・エイチ・ケーは建物だけでなく外構まで含めて、ご家族のライフスタイルに合わせた家づくりをご提案します。