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こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。

前回は【階段の形状】についてお伝えしました。ご家族の年齢を踏まえた安全性は重要なポイントです。

今回は、【階段を構成する要素とデザイン、間取りとの関係】についてお伝えします。

■階段の構成
・踏み板(ふみいた)
足を乗せる部分の板で、段板と呼ばれることもあります。

・蹴込み板(けこみいた)
踏み板と踏み板の間にある垂直の板です。

・段鼻(だんばな)
踏み板の先端部分で、蹴込み板より出っ張るように設計するのが一般的です。

このほか、階段1段分の高さを蹴上げ(けあげ)といいます。蹴上げは建築基準法で23センチ以下と定められています。緩やかな階段にする場合は、蹴上げを低くしますがその分、段数は増えます。

■階段のデザイン
階段は形状だけでなくデザインのバリエーションも幅広くあります。

・箱型階段
従来から使われてきた一般的な階段。上下の空間を完全に分けるつくりのため、階段下のスペースを活用して収納やトイレを設けることも可能です。

・スケルトン階段
蹴込み板がない階段です。オープン階段やストリップ階段とも呼ばれ、スタイリッシュな見た目が人気。光や視線を遮らないつくりで、開放感のある雰囲気を演出します。

・ひな壇階段
片側が露出した階段で、横から見るとひな壇のように見えるのが特徴です。スケルトン階段ほど「抜け感」はないものの、側面が開けているため、圧迫感を抑えつつも安心感のある空間がつくれます。

■階段の配置
間取りを決める際、階段の配置からご要望を伺うケースも少なくありません。リビング階段かホール階段かを決めた上で、LDKや水回りをレイアウトするとライフスタイルに合わせた間取りは実現しやすくなります。

・リビング階段
LDKの中に階段を設けるスタイルです。家族の行き来が自然と目に入り、コミュニケーションが取りやすいのがメリット。子育て世帯に人気があるほか、吹き抜けやオープン階段で開放的なLDKを実現する際も有効です。一方で、冷暖房効率が下がり、1-2階で音やにおいが伝わりやすいというデメリットもあります。

・ホール階段
玄関ホールや廊下に設置する階段です。家族のプライベートを確保しやすく、冷暖房効率も上がるのがメリットです。一方、家族の外出や帰宅の様子が把握しづらくなるという一面もあります。

ご紹介したように、階段は形状やデザイン、配置など様々な要素があります。注文住宅は階段も自由な設計が可能なため、家づくりの際は後悔のないよう、階段の設計も意識してみてください。