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こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。

家づくりの際は地震の揺れや台風の風はもちろん、雨についても対策しておくことが重要です。
「雨仕舞(あまじまい)」は、日本の家づくりにおいて欠かせない技術の一つ。
聞きなれない言葉かもしれませんが、家を守る大切な役割を担っています。

■雨仕舞と防水
日本は世界の中でも雨の多い地域。梅雨や台風もあり、年間を通して雨にさらされる環境にあります。雨水が浸入すると建物の耐久性を損なうため、これを防ぐ必要があり、その方法の一つが雨仕舞です。

雨の対策として「防水」をイメージする方も多いと思いますが、雨仕舞と防水は似ているようで異なります。防水はシートや塗膜などで「水を通さない」ための施工なのに対し、雨仕舞は雨水が入り込まないように「水の流れをコントロールする」こと。雨水の通り道を設けて、地面に受け流すのが雨仕舞です。

■雨仕舞の施工
雨仕舞の必要があるのは、部材の境界線や端の部分。以下のようなポイントは適切に雨仕舞する必要があります。

屋根と外壁の取り合い
屋根材と外壁など、異なる部材が接する部分(取り合い)は複雑な納まりになるため、雨の浸入リスクが高くなります。ここは防水シートの上に鋼板の「雨押さえ」を設置します。隙間には数ミリの逃げ口を残し、内部に入った水が逃げられるように設計することも重要です。 

棟(むね)
屋根の頂部にあたる棟は、風雨の影響を強く受けやすく、逆流や浸入リスクが高い場所。適切な雨仕舞で雨の浸入を防ぐ必要がありあます。棟の両側に水切りを設けて、雨水がスムーズに排水されるようにします。

谷(たに)
二つの屋根面がぶつかる谷は、雨水が集中してごみがたまりやすく、雨漏りのリスクも大きい場所です。重要なのは雨水の動線。屋根→庇→雨どいという排水の流れをスムーズにするため、谷部分には十分な排水容量の雨どいが必要です。

上記の通り、雨どいも雨仕舞の重要な要素の一つ。ケー・エイチ・ケーでは、落ち葉などが入りやすい環境で家を建てる場合、掃除がしやすい雨どいをご提案することもあります。また、水の流れを目視できて点検しやすいタイプも採用可能。家づくりの際は雨水によるトラブルを事前に防ぐよう意識しています。

普段は意識することのない雨仕舞ですが、家の耐久性を左右する大切なポイントです。ケー・エイチ・ケーでは、見えない部分の質にもこだわることで、長く安心して住める家をご提供しています。