空間の広がりを感じるLDK
お施主様こだわりの高気密・高断熱住宅は、「広く感じる」をコンセプトに、快適性と機能性、デザイン性を兼ね備えた贅沢な平屋。リビングは空間の広がりを意識し、天井の高さや視線の抜けを重視しました。平屋の構造を活かした勾配天井は、梁見せや木目部分がアクセントとなる一方、天井の四隅にある「火打ち梁」を隠すことで、インテリアはすっきりとした仕上がりになっています。
WORKS
施工事例
109.96㎡/ 33.26坪
お施主様こだわりの高気密・高断熱住宅は、「広く感じる」をコンセプトに、快適性と機能性、デザイン性を兼ね備えた贅沢な平屋。リビングは空間の広がりを意識し、天井の高さや視線の抜けを重視しました。平屋の構造を活かした勾配天井は、梁見せや木目部分がアクセントとなる一方、天井の四隅にある「火打ち梁」を隠すことで、インテリアはすっきりとした仕上がりになっています。
家具は、以前の家で使用していた思い入れのあるものも使用。床材はそんな家具の色に合わせて落ち着いた色合いのウォールナットを採用しました。キッチンにアクセントクロスを取り入れることで、インテリアデザインにメリハリをつけたのもポイントです。スイッチと取っ手の高さを揃えたり、コンセントの位置を好みの高さに調整したり、細部までこだわることで、住み始めてからも使いやすく満足度の高い空間に仕上がっています。
広めのホールを設けて、ゆとりある設計とした玄関。シューズクロークには2か所の可動棚を備え、収納力を高めました。さらに、ホール正面にもクローゼットを配置し、上着やカバンの収納に便利なつくりに。玄関ホールの収納を充実させることで、外出時の準備が効率的になるほか、帰宅時は上着をお部屋に持ち込むことがなく、花粉や黄砂、PM2.5が気になる時期も安心です。框(かまち※)の下やホールに間接照明を配して、玄関の空間全体の意匠性も高めています。
※玄関の土間とホールの段差に使う木材
水まわりは洗面室と脱衣室を分けているのが特徴です。洗面室には物干し金物を設置しているため、ランドリールームとしても利用可能。洗面・脱衣を分けるのは、入浴時も気兼ねなく洗面室を使えるほか、来客時に脱衣室を見られない、目的別の収納がしやすいなどメリットが多いつくり。洗面室はランドリールームの機能があるほか、小屋裏物入れにアクセスする動線でもあり、より広めに設計しています。壁際の棚はDIYを楽しむ施主様の自作。こうした家づくりの柔軟性も注文住宅の魅力です。
これまでの住まいの経験から、お施主様が求めたのは高気密・高断熱による快適な室内環境の家。窓や玄関などを高断熱仕様にしたほか、施工時は気密性を高めるためのさまざま工夫を行いました。断熱は気密性能向上につながる「吹き付け断熱」。この方法は梁見せ天井のような複雑な構造部分の隙間を埋めるのに適しています。ほかには「気密テープ」、「コーキング」を使い、小さな隙間をなくす作業を実施。床下点検口や天井点検口も気密仕様とました。これらの施工により、気密性能を示すC値は0.4を計測し、断熱性はUA値0.49で、ZEH基準を上回る住宅性能を実現しました。
高気密高断熱住宅は、家のつくりをシンプルにするのが一般的です。気密性を高めるために窓を小さくしたり、天井を低くしたり、開放感を得られにくい建物になるケースが多いのも実情。こちらの家は「窓を大きくして明るい家」「広く見えるデザインの家」というお客様のご希望を、大きな掃き出し窓や高天井の採用で叶えつつ、細部の工夫により高気密高断熱の性能も実現しました。自由度が高く、施工力に強みがあるケー・エイチ・ケーの家だからこそ、開放感と高性能を両立した暮らしの追求も可能です。