屋根を強くする理由とは?
屋根を強くする理由とは?
こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。
屋根は雨を防ぐだけでなく、住まい全体を守り、暮らしの安心感や快適性に影響します。屋根の構造は見落としがちなポイントですが、家づくりの際はぜひ注目してみてください。
■家全体を守る屋根
屋根は建物の最も高い部分で地震や台風、豪雨など自然の力を直接受け止めます。そのため強度が不十分だと揺れで歪みが生じたり、強風で破損したりして、最終的には家全体の損傷につながってしまいます。
もちろん雨漏りを防ぐことも欠かせません。雨水の浸入によるダメージを防ぎ家の耐久性を向上させるためにも、屋根は大きな役割を果たします。

■強度を高めるために
ケー・エイチ・ケーの屋根は、瓦を基準に設計している点が特徴です。重量のある屋根材を使うための構造がベースで、ガルバリウム鋼板など軽量な屋根材を選んでも構造を簡略化することはありません。
屋根を支える垂木(たるき)には90×45mmの木材を使用。他社は45×45mmの木材が使われるケースも多い垂木ですが、より厚みのある木を使うことで強度を高めます。また、屋根の骨格となる母屋(もや)には屋根形状によって105mm・120mm角のレッドウッド集成材を使用。強度と耐久性に優れた木材を使うことで、屋根全体の安定感を高めます。
なお垂木は厚みがある分だけ、より多くの断熱材を充填できるのもメリット。断熱性を高め、屋根を通した外気の影響を抑えることができます。

■目に見えない部分にもこだわり
屋根材を支える野地板(構造用合板)は、つなぎ目を揃えずジグザクとした張り方に。つなぎ目が揃っていると力が集中して破損しやすい一方、つなぎ目をずらすことで力を分散させ、伸縮した際の動きも少なくすることで、屋根全体の強度を高めます。屋根の小口部分には水切り板金をしっかりと施工し、雨水が内部に入るのを防いで腐食するリスクが低減します。

外観では判断するのが難しい屋根の良し悪しですが、見えない部分にもこだわることで、確実に建物を守り、住まいへの安心感は高まります。
屋根の構造や仕様についてもっと詳しくお知りになりたい方は、ケー・エイチ・ケーのスタッフまでお声がけください。家づくりの際はぜひ、屋根についても意識してみましょう!