国内シェア一位の三州瓦。地元の建材で家を建てる
国内シェア一位の三州瓦。地元の建材で家を建てる
こんにちは、ケー・エイチ・ケーです。
お客様のご要望に合わせて一から設計するケー・エイチ・ケーでは、屋根材にも幅広い選択肢があります。
メンテナンス性とデザイン性を重視される方に選ばれるケースが多い瓦。塗装をしていない焼き物の瓦は、住み始めてからも塗装の必要がなく、基本的にはメンテナンスフリーというメリットがあり、ランニングコストを意識するお客様から人気です。
今回は、ケー・エイチ・ケーが採用している「三州瓦」についてお伝えします。
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■三州瓦とは?
三州瓦は愛知県で生産されている粘土瓦。主に高浜市や碧南市、半田市などの西三河地方周辺で生産され、この地方の旧国名である「三州」の名前がついています。江戸時代からの日本の三大瓦(三州、石州、淡路)の一つで、現在はなんと7割もの国内シェアを誇っています。
愛知県陶器瓦工業組合によると、三州で瓦産業が発達したのは、瓦に適した良質な粘土が浅い地層で大量に掘れたこと、矢作川があり良港に恵まれていたため船便による輸送ができたこと、良質な労働力を得られたことという3つの理由があるそう。
運搬が大変な瓦は地元で焼かれるのが普通だったのが、1700年ごろから一般の住居などにも瓦が使われるようになり、産業として成り立つようになって、産地として発展してきたようです。
歴史ある三州瓦は、地域の産業として根付いていることを証明する「地域ブランド」の第一号でもあり、愛知県を代表する地場産業だといえるでしょう。
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■地元の建材で建てる家
自然素材でもある瓦は、生産された土地と同じ気候で使うことで長持ちするともいわれています。その意味でも三州瓦は愛知県の気候風土に合った家づくりに最適。地元の建材を使うことは、輸送によるコスト・環境負荷の低減にもつながるでしょう。
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現在の三州瓦は機械化も進み、ほとんどが完全オートメーションとなっています。優れた耐久性と、美しく高級感のあるデザインという特長はそのままに、商品ラインナップはどんどん拡充され、注文住宅の幅広いご要望に応えることが可能となっています。伝統的な和風住宅のイメージが強い瓦ですが、様々な形状や色の展開があるため、洋風や南欧風、シンプルモダンなど、さまざまなテイストにマッチします。
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瓦屋根の家づくりにご興味がある方はぜひ、ケー・エイチ・ケーにご相談ください。